1993年の秋、私は東京都内の某インド料理店で、将来自分の店を持つという夢を持ちながら毎日懸命に働いておりました。ある日の閉店間際、2人の日本人女性が駆け込むように来店しました。その2人は、慣れた様子で手早くメニューを注文すると、とても楽しそうにおしゃべりを始めました。できあがった料理を次々と口の中に運びながら、二人は本当によく笑い、お皿とグラスを次々と空にしていきました。あんまりおいしそうに、また、楽しそうに食べて笑っているものですから、私は思わず声をかけてみたくなりました。当時、私は日本語がほとんど話せませんでしたが、なんとか「インドリョウリハスキデスカ?」と、尋ねてみました。すると二人は元気よく「好きですよ!」と、返事をしてくれました。
それが妻 麻子との出会いでした。
1994年の夏、私たちはカトマンズで結婚しました。1995年10月、千葉県松戸市新松戸の地に「ルンビニ」の屋号で、念願の店を開業することができたときも、麻子は「これで毎日カレーが食べられるね!」と喜んでいました...
私たちはもともと外食が大好きな夫婦でした。自分たちが行ってみたいお店...それが私たちのコンセプトでした。「タンドーリチキンは1本ずつ注文したい」当時都内のお店は3ピースぐらいが1皿で2000円ぐらいするのがふつうでした。「子ども連れでも辛いアジア料理を食べたい」「アジアのお酒のラベルがずらりとならんでいたら楽しい」「タイやベトナムの料理もいっしょに食べたい」などなど...アジアンダイニングルンビニは我々夫婦の個人的な好みでスタイルができあがりました。皆様にも気に入っていただければ幸いです。

